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舌小帯短縮症でレーザー切開や小児科医によるハサミで舌小帯切開(切りっぱなし)をすると舌小帯の癒着(失敗)被害急増!

なぜ舌小帯短縮症でレーザー切開や小児科医による舌小帯切開(切りっぱなし)は癒着して失敗するのか!

癒着と言うのは、元々くっついていない組織が炎症や手術でくっつくことです。

舌小帯は舌先で舌の筋肉(オトガイ舌筋)に付いているだけで、フレア状に下顎の口腔前庭の歯肉に付いていて、舌小帯とオトガイ舌筋は離れています。

3番目の写真では、舌小帯の付着位置でハート舌が変化します。

舌先に舌小帯が付いていればⅢ型の重度になり、真ん中だと中等度Ⅱ型、舌小帯が真ん中より下だと軽度Ⅰ型です。

2番目の写真を見ていただくと分かりますが、麻酔の注射針の所に舌小帯は付着していて、よく見るとその下側に細い線みたいなのが舌小帯の正体です。

舌小帯は粘膜の上の表層の固くなったものなので、本来はこの固い舌小帯を伸ばすのが本当の治療です。

医療法人社団 井出歯科医院はこれを舌トレーナー(左)で引っ張ります。

ハート舌はこの付着部の舌小帯を撤去しなければ治りません。

このことを知らない医師や歯科医師は舌小帯の真ん中で切っています。

それが舌小帯を真ん中で切ると、「ダイヤモンド型(ひし形)」に傷口が広がり、そこで初めて舌小帯とオトガイ舌筋が「接触」してくっつく「癒着」が起きます。

海外でもレーザー切開や小児科医のようにハサミで切りっぱなしにすると傷口が開いて治るので舌小帯の粘膜とオトガイ舌筋の癒着が多発している。

そのためイスラエルの小児科医ボッツァーはライパー(右)という癒着改善する器具を発明した。

それに上唇小帯も小児科医はハサミで切りっぱなしにしていますが、上唇小帯切除の適応年齢は7歳です。

上唇小帯も切りっぱなしにするとやはり癒着して瘤のようになります。

では舌小帯短縮症はどうやって治すのか?

まず手術前に舌トレーナーで舌を引っ張って、舌小帯を伸ばして裂きます。

軽度ならそのまま伸ばすトレーニングで解消。

重度の場合は、新舌小帯形成術で舌先に付いている舌小帯を撤去すればハート舌は解消されます。

これを実践しているのは、医療法人社団 井出歯科医院だけです。

上唇小帯も切開だけでは癒着します。

だから赤ちゃんの上唇小帯は絶対に切ってはいけません。

上唇小帯は乳房に吸い付くために重要な働きをします。

小児科医で赤ちゃんの時に切ることを勧めていますが、反対で余計哺乳障害になります。

上唇小帯は6歳で上顎前歯が生えた時に隙っ歯になっている場合に上唇小帯形成術で治します。

早く切れば、ガミースマイルと言って上唇がめくれ上がり、歯肉が見えます。

上唇小帯の場合は、舌小帯を切った後に縫合し、上顎中切歯の間に入り込んだ上唇小帯は撤去します。