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小児科の舌小帯外来では「舌小帯切開」を「舌小帯形成術」として不正請求している!

目次

舌小帯短縮症に対する手術的治療に関する現状調査とその結果|公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY (jpeds.or.jp)

神奈川県の総合病院の舌小帯外来やこども病院や東京の医科大学付属病院の舌小帯外来は、一人の小児科医が約44年前に産婆と同じようにハサミでチョン切りっぱなし(舌小帯切開)で傷口を縫合しなかったために“癒着と瘢痕拘縮”を起こして禁止された方法でやっているので舌小帯短縮症は治りません。

更に、2001年に小児科学会は舌小帯の手術を全面的に禁止したはずなのに、2015年から何故か不正請求と言う形で復活している。

もっと驚くのは、赤ちゃんのためでなく自分の功績を認めさせるためのようだ。

保険医療機関及び保険薬局(以下「保険医療機関等」という。)並びに保険医及び保険薬剤師(以下「保険医等」という。)は、健康保険法等、保険医療機関及び保険医療養担当規則、保険薬局及び保険薬剤師療養担当規則等で規定されている保険診療(調剤)のルールに沿った診療(調剤)報酬請求を行う必要があります。

この診療(調剤)内容及び診療(調剤)報酬請求に不正又は著しい不当があり健康保険法に違反した場合には、行政処分として保険医療機関等の指定の取消及び保険医等の登録の取消を行ったうえで保険診療を受けた患者(被保険者)の皆様の権利を守ることを目的として、行政処分の内容を公表することになっています。

舌小帯形成術 医科では「K419 頬・口唇・舌小帯形成術630点(1点10円)、歯科では「J027 頬・口唇・舌小帯形成術630点(1点10円)

通知

(1) 頬、口唇、舌小帯形成術は、次の場合に算定する。
イ 頬、口唇、舌小帯に対する形成手術を行った場合
ロ 頬、口唇、舌小帯に対する切離移動術を行った場合
ハ 小帯等を切除して開窓術を行った場合
ニ ピエール・ロバン症候群の患者に対し、舌の前方牽引を行った場合

(2) (1)に掲げる手術を、2分の1顎の範囲内における複数の頬小帯に対して行った場合は、2箇所以上であっても1箇所として算定する。

本来「切開」は膿瘍(うみ)が溜まっている皮膚や粘膜にメスで切開することで、歯肉切開は保険点数では180点(1点10円)です。

よくこの小児科のように舌小帯をハサミでチョンと切っただけでは、舌小帯形成術(舌小帯伸展術)とは言いません。

これは小児科医のKindle本「舌小帯短縮症」第7章 治療

5.保険診療

「診療報酬点数表に舌小帯切開術や上唇小帯切開術の項目は無い。

これは切開を処置と考えていた昔の名残かと思われる。

現在保険診療上存在するのは「K419 頬、口唇、舌小帯形成術 560点」と「K418-2 舌繋瘢痕性短縮矯正術 2650点」のみである(1点は10円)。

従って単なる切開であっても「頬、口唇、舌小帯形成術」で請求するほかない。

年長児や成人で全身麻酔下に縫合を伴う形成術を行った場合は「舌繋瘢痕性短縮矯正術 2650点」で請求している。

手術に伴うリスクを考慮すると報酬は安すぎで、舌小帯切開が普及しない要因の一つになっていると思われる。

本来、形成術とは縫合を伴う手術と考えられるが、それでは舌小帯形成術と舌繋瘢痕性短縮矯正術の違いは何かが判然としない。

著者は実情に合わせて「頬、頬、口唇、舌小帯切開術」と「頬、口唇、舌小帯形成術」の2項目で表記すべきと思っている。

舌小帯切開と上唇小帯切開は診療報酬上、「頬、口唇、舌小帯形成術 560点」にまとめて記載されているが、同時に切開した場合は2か所で算定できることが診療報酬の疑義解釈に明記されている。アメリカでは保険会社によっては舌小帯と上唇小帯の同時切開を認めない場合があり、その場合は先に舌小帯を切開し、1週間後に上唇小帯を切開しているようである。」

もしこの小児科医のKindle本の記載通りに不正請求している場合は、神奈川県の総合病院、こども病院、東京の大学の附属病院の小児科が保険医取り消しになって、小児科で他の病気でかかっている患者さんたちが被害を被る。

10年前に私の歯科医院でも月に10件「舌小帯形成術」を保険請求した時に、審査の先生に「舌小帯形成術が静岡県内でも頻度が少ないのに突出している。」と注意を受けたことがあります。

それが小児科医が最初行った「舌小帯切開」の人体実験が2015年から4年で343名の赤ちゃんだった。

なぜ人体実験と表現するのは、実は1980年にこの小児科医は産婆がやっていた方法と同じく「ハサミでチョンと切りっぱなし」にして縫合しなかったので傷口が癒着、瘢痕拘縮を起こして禁止された。

その後、舌癒着症との乳幼児突然死症候群の軋轢で、2001年小児科学会は舌小帯の手術を全国的に中止しました。

それが2015年に「哺乳障害と哺乳障害を伴う舌小帯短縮症および上唇小帯短縮症に対する切開手術の有用性」―自験 343 例の前方視的検討―という人体実験を行った。

この論文の結論は「手術 1 か月後の満足度調査では 30.6%が「満足」,66.2%が「とても満足」と回答した」という舌小帯短縮症と全く関係ない「満足度」だった。

通常は、母親の母乳を搾乳したり、哺乳瓶でミルクを赤ちゃんに飲ませて手術前と手術後で何ml増加して、体重も増えたという客観的なデータが欲しいはずなのに「満足度」?

1980年に禁止された「ハサミでチョンと切りっぱなし(舌小帯切開)」が2015年の改善点が、「舌小帯を切った後に舌の根本付近にもう一度深くハサミを入れる。4週間母親に6時間毎にストレッチをして、1週間後に癒着があれば指で剥がす。(実際は母親全員に1週間後の癒着は無いと言っていて、癒着を指で剥がす赤ちゃんはいなかったようです。)」

当然、圧迫止血だけなので、出血が止まらず翌日まで出血している赤ちゃんもいました。

そして、1か月後にストレッチしたところで癒着、瘢痕拘縮は治まらず、手術前より舌は挙がらなくなり、「後は発音がおかしければ言語聴覚士に相談して下さい。外科的手術は終了です。」と言って強制終了。

不正請求しても舌小帯短縮症が治ればいいのですが、余計悪化します。

YouTubeに小児科医のよる赤ちゃんの「舌小帯切開」が撮影されていますが、手術はタオルで簀巻きにされ、固定ベルトで身動きできないでいます。

それに手術前と手術後の写真がありますが、手術後はひし形の癒着があり、舌が余計挙がりません。

他の小児科医や看護師はそろそろ内部告発してもいいのになあ。