お知らせ

だれでも分かる舌小帯短縮症の分類(伊藤、西の分類)

舌小帯の分類は軽度、中等度、重度しか知られていません。

実際、舌小帯短縮症を主訴にする患者さんさんは殆どいない。

一番多いのが助産師、1か月検診が殆どで、歯科の保険点数に「口腔機能管理料」が増設されて、歯科の学校検診で「舌小帯異常」が加わった。

舌小帯短縮症=ハート舌と勘違いしている歯科医、小児科医が多いがそうではない。

舌小帯短縮症 伊藤の分類 西の分類

 

伊藤の分類では、1度:十分に開口させ舌尖を挙上しても口蓋に届かず、舌尖がくびれて2つにみえるもの

2度:舌尖を挙上しても、咬合平面よりわずかしか挙がらないもの

3度:舌尖を殆ど挙上しえないもの(咬合平面上に挙上不可能のもの)

西は

第1型:完全舌癒着症で舌が口腔底と完全に癒着して、機能的舌運動が不可能であるもの

第2型:舌小帯起始部が下顎歯槽舌面歯肉部より両舌下小丘中間部、さらに同部より舌尖下面にわたり癒着したもの

第3型:舌小帯起始部が下顎歯槽舌面歯肉部と舌尖部が癒着したもの

第4型:両舌下小丘部と舌尖が癒着したもの