お知らせ

小児科医が行っている舌小帯外来では決して0歳で手術しないでください。1歳過ぎて全身麻酔で手術すれば縫合してくれてトレーニングも無く舌小帯短縮症も治っているそうです!

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小児科医の「舌小帯切開(ハサミでチョン切りっぱなし)」は小児科学会に認めさせる実験

小児科医の関東の総合病院で行った実験論文「哺乳障害を伴う舌小帯短縮症および上唇小帯短縮症に対する切開手術の有用性―自験 343 例の前方視的検討」を読んで驚きました。

舌小帯短縮症が治ったかどうかでなく、切開後の母親の満足度なんです。

実は、1985年頃に小児科医は産婆が赤ちゃんにやっていたハサミで切りっぱなしを引き継いだ結果、縫合しなかったために感染や傷口が癒着や瘢痕拘縮したため禁止され、2001年には舌癒着症との軋轢から舌小帯短縮症手術を小児科学会は全国的に禁止しました。

しかし、厚生労働省は舌小帯短縮症はこの時期から医科と歯科で口腔外科の「舌小帯形成術」保険診療を認めていたのですが、この小児科医は昔ながらの「舌小帯切開(ハサミでチョン切りっぱなし)」に固執していたようです。

それ以降は「舌小帯切開(ハサミで切りっぱなし)」は行えず、30年以上行っていません。

それでも諦めきれずに海外の論文で「哺乳障害に舌小帯切開が有効」みたいな論文を発見して、舌小帯短縮症手術が小児科で禁止の中、切り口を代えて論文を発表。

小児科学会の中にも小児科医を忖度するグループが居て、関東の総合病院、神奈川の総合病院、こども病院、東京の医科大学付属病院で非常勤で「舌小帯切開(ハサミでチョンと切りっぱなし)」の実験をやらせていたようです。

30年以上「舌小帯切開」をやっていないのにそれを手術をする赤ちゃんの親に伝えていない。

「舌小帯切開」の安全性、有効性も伝えていません。

こういう手術は新型コロナのウィルスの二重盲検試験(片方のグループにワクチン接種し、もう片方のグループには生理的食塩水を接種して、本来の効果を見る試験)を行う必要がある。

ところがこの実験は、最初から小児科医が哺乳障害が改善できると母親に告げているために満足度が得られたというお粗末な論文になった。

この実験の場合は、母乳の飲む量が分からないため、搾乳した母乳を赤ちゃんが術前術後何ml飲んだのか、体重増加はどのようになったのかという客観的データが必要なのだが、「満足度」なのであった。

当然ながら、「舌小帯切開」は保険診療では無いために不正請求です。

哺乳障害が全部舌小帯短縮症、上唇小帯短縮症では無い!

哺乳障害の原因は未熟性,中枢性,呼吸循環状態,口腔咽頭疾患などがあげられる。

この小児科医は哺乳障害の原因を調べていないことが問題である。

哺乳障害イコール舌小帯短縮症では無いのです。

舌小帯短縮症の治療で無いため、術後1か月で強制終了

術後1ヶ月後の診察では、舌が挙がっていないことやハート舌が治っていないと相談しても、小児科医は「ハート舌はすぐには治らないし問題ない。治療は終了したので様子を見て気になるならあとは言語療法士でリハビリが必要ですね。」で強制終了。

つまり、この小児科医のやりたいことは哺乳障害の赤ちゃんの舌小帯短縮症の治療では無く、海外の論文にあった「哺乳障害の舌小帯短縮症には『舌小帯切開(ハサミでチョンと切りっぱなし)』が有効なんだということを30年前に禁止された逆恨みの実験なんです。

舌小帯短縮症が治ろうが治らなくても別に関係ないのです。

どうやらこの「舌小帯切開」は海外では評価されていたみたいです。

だからこそこういう意味の分からない人体実験はやるべきではなかった。

舌小帯切開後(ハサミでチョン切りっぱなし)は術後に縫合しないために開いた傷口が癒着や瘢痕拘縮(はんこうんこうしゅく)を起こすことは小児科医は知っていた

30年前に、産婆と同じくハサミでチョンと切りっぱなしたために傷口がダイヤモンド型に広がり、化膿したり、癒着や瘢痕拘縮を起こしたので他の小児科医に禁止させられた。

そのために小児科医はハサミでチョン切りっぱなしを1回でなく、2度目には舌の根元にもう一回ハサミを入れるようにして、癒着防止に術後6時間おきに舌のマッサージを4回し、術後1週間後に癒着があれば指で剥がし、1か月後に終了としたようです。

ところが手術翌日に縫合していないために後出血が起こるが、小児科医は翌日は別の病院に行っているため処置が出来ず、母親が私の歯科医院に電話をしてきたこともありました。

神奈川の総合病院のホームページの研究目的と実際異なる

「現状ではまだ社会的にあまり認知されていない舌小帯短縮症および上唇小帯短縮症の治療を広く普及させるために、私共は当院における診療成績を臨床研究として小児関連学会や学術雑誌に報告させていただきたいと考えております。」とありますが、実際の論文のタイトルは、「哺乳障害を伴う舌小帯短縮症および上唇小帯短縮症に対する切開手術の有用性―自験 343 例の前方視的検討」です。

まず上唇小帯短縮症とありますが、これは上唇をめくると真ん中に太いひものような小帯があります。

これは哺乳の際に上下唇が乳房を咥えて口の中を真空状態を作ります。

それによって母乳を飲むようになっています。(乳牛の搾乳も同じ原理)

乳房を抑え込むために上唇小帯は太く短いのです。

上唇小帯を赤ちゃんの時に切れば上唇はめくれ上がり、笑うと歯肉が見える「ガミースマイル」になります。

上唇小帯を切るのは上下の永久歯の前歯が生えてきて「隙っ歯」になっている時、6歳ぐらいに切ります。

それまでは転んで切れたりするので放置していいのです。

確かに海外では上唇小帯も切っているようですが、日本では歯科医がちゃんと上唇小帯は6歳で手術しています。

哺乳していない1歳以上は全身麻酔でハサミで舌小帯を切って縫合するのでトレーニングの必要が無いので終わり

哺乳していない1歳児以降は今回の論文「哺乳障害を伴う舌小帯短縮症および上唇小帯短縮症に対する切開手術の有用性―自験 343 例の前方視的検討」に関係ないので全身麻酔してハサミで舌小帯を切って縫合してトレーニングもしないで終了になるようです。

だから哺乳障害で舌小帯を切る赤ちゃんは、1歳になるまで待って全身麻酔で舌小帯形成術でやってもらえれば、傷口は癒着も瘢痕拘縮を起こさないで済みます。

この舌小帯を切って縫合するのが小児科医の思っている「舌小帯形成術」らしいのですが、本当の厚生労働省で認められている口腔外科の「舌小帯形成術(舌先に糸を通して上に引っ張り挙げて舌小帯をハサミやメスで切りダイヤモンド型に広がった傷口を縫合する)」です。

しかし、哺乳障害とされる舌小帯切開(赤ちゃんにハサミでチョン切りっぱなし)を「舌小帯形成術」として不正請求しているので1歳児以上の全身麻酔で行っているハサミで切って縫合する手術は「舌小帯形成術」J027(歯科)630点(6,300円)、K 419(医科)630点(6,300円)で請求せず、点数の高い「舌繋瘢痕性短縮矯正術」K418-2(医科)(2,650点)26,500円でまた不正請求しています。

この舌繋瘢痕性短縮矯正術は舌がんなどで舌を切除したあとに瘢痕拘縮した舌を手術するもので稀です。

この様に30年間小児科学会に干されていた鬱憤を晴らすかのように持論を展開していますが、舌小帯切開(ハサミでチョン切りっぱなし)にされて、傷口が癒着と瘢痕拘縮して舌小帯短縮症が余計にひどくなった赤ちゃんはどうなるんでしょう?

術後1か月後の小児科医の対応

術後1ヶ月後の診察で、お母さんが「舌が挙がらないし、ハート舌が治っていない。」
と聞くと、小児科医は「ハート舌はすぐには治らないし問題ない。治療は終了したの
で様子を見て気になるならあとは言語療法士でリハビリが必要。」と言われ診察は
強制終了。
この様に関東の総合病院の343名、神奈川の総合病院160名も同じだと思います。
今は、東京G医科大学付属病院舌小帯外来が主になっていますが、本当に哺乳障害の
赤ちゃんのためなのか、小児科医の持論のためなのかどっちのためなんでしょう?