お知らせ

舌小帯短縮症は手術しても(切っても)治らない!

目次

舌小帯短縮症は「切っても治らない」

舌小帯短縮症は、切っても治りません。
本当に治っていたのは、生まれたばかりの赤ちゃんの短い舌小帯を、産婆さんが切っていた時代
今から約50年前までの話です。

それ以降の時代では、切っても治らなくなっています。


なぜ昔は治って、今は治らないのか

生まれたばかりの赤ちゃんの舌小帯は、柔らかい粘膜です。
この時期は、たとえ舌小帯が短くても、舌はよく動き、哺乳もできます。

そして本来は、

  • 哺乳

  • 指しゃぶり

  • おしゃぶり

によって、舌は一日中動かされ、自然に鍛えられます。

ところが、これらをあまりやらない赤ちゃんでは、
だんだん舌が動かなくなっていきます。


舌が動かなくなると何が起きるか

舌が動かなくなると、

  • 口がポカーンと開く

  • 口呼吸になる

ようになります。

赤ちゃんは本来、鼻呼吸をしながら、息継ぎなしで母乳を飲めるはずです。

しかし、口呼吸になると、

  • 鼻が鼻炎になり

  • 鼻で呼吸できなくなり

  • 息継ぎをしないと母乳が飲めなくなります

この段階で、助産師に相談すると、

「舌小帯短縮症だから、小児科医や舌癒着症の先生に切ってもらってください」

とアドバイスされることが多いのです。


しかし、その時点ですでに「手遅れ」になっている

生後3か月の時点で、すでに

  • 舌は動かない

  • 舌小帯も動かない

  • 舌は「引きこもり状態」

になっています。

この状態で、
舌小帯を切っても、舌はまったく動きません。

これが、

「舌小帯を切っても何も変わらない」

最大の理由です。


たった3か月で、ここまで差がつく

たった3か月ですが、

  • 指しゃぶり

  • おしゃぶり

をしていたかどうかで、
舌の運命は大きく変わります。


一番大事なことは「舌を引っ張り出すこと」

とにかく大切なのは、

👉 舌を引っ張り出す練習をすること

そのために、
舌トレーナーを使って、徹底的に練習します。

これは、

「死んでいる舌を、もう一度生き返らせる作業」

です。


トレーニングの目安

2か月、3か月と続けていくと、

  • 舌が前に出る

  • 舌が上に上がる

  • 少しずつ動きが出てくる

ようになります。

ここまで来て、

  • 強めに引っ張れるようになり

  • 自然に「ピキッ」と切れてくれる

これが理想の形です。


切れても終わりではない

たとえ自然に切れても、
舌トレーニングは続けなければなりません。

そして、

  • どうしても

  • ハート舌が残る場合だけ

👉 手術で、舌小帯の上部(舌先側)の吊れを除去します。


その後も、一生トレーニングは必要

手術をしても、

👉 舌トレーニングは常時必要です。

やめれば、また舌は動かなくなります。


結論

  • 舌小帯短縮症は「切る病気」ではない

  • 動かなくなった舌を「動く舌に戻す病気」である

  • そのために必要なのは、舌の筋トレ

  • 切るのは、最後の最後の手段


最後に一言

舌小帯短縮症は、
切って治す病気ではない。
動かして治す機能障害である。