お知らせ

お母さん、舌小帯短縮症は短い舌小帯を切っただけでは治らない病気!

目次

舌小帯短縮症で最も大事なのは「手術」ではなく「筋トレ」です

舌小帯短縮症において、最も重要なのは
手術の方法ではなく、術前・術後の舌の筋力トレーニングです。

私は35年間、舌小帯短縮症の手術を行ってきました。
同じ術式で手術をしているにもかかわらず、

  • 手術後、自由に舌が動くようになる子

  • ほとんど舌が動かないままの子

  • ハート舌がまったく改善しない子

が、はっきり分かれて存在することに、長年疑問を感じていました。


同じ手術でも結果が違う理由

中には、
「術前の舌トレーニングがまったくできないので、とにかく切ってください」
と強く希望され、手術を行ったケースもあります。

しかし、そのような場合、
術後に舌が十分に伸びることはほとんどありません。

「舌トレーナーが使えない場合は、手術はできません」
と説明しても、
実際にはトレーニングを継続できないお母さんが多いのが現実です。

中には、
「手術をお願いしたのに、なぜこんなことをさせるのか」
と思われたお母さんもいたと思います。


35年やってきて分かった結論

長年の臨床経験から、最終的に分かったことはただ一つです。

👉 術前・術後に舌の筋トレを行い、実際に舌を動かしていなければ、手術は成功しない

という事実です。

手術そのものが成功・失敗を分けているのではありません。
舌を動かしたかどうか、それだけが結果を左右します。


ハワイから来られた50代の症例

印象的な症例があります。

ハワイから来られた50代の方で、
飼っている犬の名前が 「LIL(リル)」 でした。

海外で
「かわいいワンちゃんですね。名前は?」
と英語で聞かれても、

「リル」
と発音しているつもりが、
相手には聞き取ってもらえない。

これは、
L の発音が R に近くなってしまう
典型的なケースでした。


この方に行った治療

この方は、
舌小帯にほとんど弾力性がありませんでした。

そこでまず、

  1. アヴェオTSDを使って、術前に舌を十分に引っ張る訓練

  2. 舌がしっかり動かせるようになってから手術

  3. 術後1週間で抜糸

  4. その後も毎日欠かさずアヴェオTSDで舌の筋トレを継続

このプロセスを守ってもらいました。


結果

その結果、

  • 舌が口蓋にしっかり届くようになり

  • 無事に 「LIL(リル)」と正確に発音できるようになりました

この症例は、
舌小帯に弾力性がなくても、筋トレを行えば改善できる
ことを明確に示しています。


結論

舌小帯短縮症において、

  • 手術は「きっかけ」にすぎない

  • 成功を決めるのは 舌の筋トレ

  • 筋トレなしの手術は、成功しない

👉 舌の筋トレは必須です。

35年間手術を続けてきたからこそ、
私ははっきりそう言えます。