お知らせ
舌小帯は切ってはいけない!腕の腱と似ているから!
舌小帯形成術?そんなの面倒だし、知らないし、口腔外科に送るのも面倒くさいからハサミやレーザーでチョンと切りやあ終わりだよ。
舌小帯短縮症は短いから切れば良いと思っている小児科医や歯科医があまりにも多すぎます。
舌小帯はしたという筋肉を動かす靭帯なんです。
メジャーの大谷選手が手術した腕の腱だって、とても難しい手術です。
たった5分でできますが、私は集中して行っています。
それを安易にハサミやレーザーで切りっぱなしすればどういうことが起きるか小児科医や歯科医は分からないのです。
確かに最初、ハサミやレーザーで舌小帯の真ん中を切れば舌は傷口がダイヤモンド型(ひし形)に広がり一瞬伸びます。
しかし、次の瞬間あっという間に縮んで元に戻ります。(ひし形も縦に短い形になります。)
小児科医や歯科医はその瞬間だけ診て治ったと錯覚します。
それと小児科医と歯科医は「癒着(ゆちゃく)」の意味を間違えている。
癒着というのは、くっついていない組織が炎症や手術でくっついてしまうことです。
だから舌癒着症と言うのは、舌小帯とその直下のオトガイ舌筋はお互い離れているため舌小帯は自由に動ける。
それをハサミやレーザーで切開して傷口がダイヤモンド型(ひし形)に開くとオトガイ舌筋の筋膜が露出する。
このオトガイ舌筋の筋膜の上に瘡蓋(かさぶた)が出来き、それが傷口の周りの舌小帯の残骸と癒着するのです。
本来は、傷口を縫合すれば癒着は起こらない。
レーザーは舌小帯の残骸が炭化して縫合できないので、使ってはいけない。
レーザーで手術した舌小帯短縮症は一番悲惨になる。
だからこれから舌小帯短縮症の手術をする人は、舌小帯を糸でひっぱってもらう、舌先の舌小帯に切れ込みだけ入れてもらう、舌先の糸を引っ張り、傷口を裂いてもらう、1糸だけ縫合してもらう。
このくらいのリクエストは出しましょう。